太平洋戦争終結後も任務解除の命令を受けられず、フィリピン・ルバング島で孤独な
日々を過ごし、約30年後の1974年に51歳で日本に帰還した小野田寛郎旧陸軍少尉の
物語を、フランスの新鋭アルチュール・アラリ監督が映画化。
ONODA 一万夜を越えて
終戦間近の1944年、陸軍中野学校二俣分校で秘密戦の特殊訓練を受けていた小野田寛郎は、
劣勢のフィリピン・ルバング島で援軍部隊が戻るまでゲリラ戦を指揮するよう命じられる。
出発前、教官からは「君たちには、死ぬ権利はない」と言い渡され、玉砕の許されない
小野田たちは、何が起きても必ず生き延びなくてはならなかった。
ルバング島の過酷なジャングルの中で食糧も不足し、仲間たちは次々と倒れていく。
それでも小野田は、いつか必ず救援がくると信じて仲間を鼓舞し続けるが……。
(C)2021映画「ONODA」フィルム・パートナー(CHIPANGU、朝日新聞社、ロウタス)