
「ハンナ・アーレント」のマルガレーテ・フォン・トロッタ監督と主演のバルバラ・スコバが再びタッグを組んだミステリー。
生きうつしのプリマ
思いつめた声で父から呼び出されたゾフィが目にしたのは、1年前に亡くなった母エベリンと瓜二つの女性を報じたネットのニュースだった。その女性はメトロポリタン・オペラで歌う著名なプリマドンナのカタリーナで、カタリーナのことをどうしても知りたいという父は、ゾフィを強引にニューヨークへと送り出す。ゾフィはカタリーナに振り回されながら、カタリーナと母の関係を探る中で、母には家族の知らないもう一つの顔があったことが明らかになっていく。