『ローリング』などの三浦貴大を主演に迎えたヒューマンドラマ。理学療法士として患者に寄り添う主人公が、苦悩しながらも前進する姿を映し出す。元理学療法士の榊原有佑監督がメガホンを取り、主人公の妹を白石聖、父親をベテランの鶴見辰吾が好演。榊原監督が理学療法士時代に経験した出来事を基に物語が紡がれる。
栞
幼少期に母親が他界し、現在は理学療法士として働く高野雅哉(三浦貴大)は、父の稔(鶴見辰吾)や妹の遥(白石聖)とは別々に暮らしていた。ある日、彼が勤務する病院に、しばらく顔を見ていなかった父が入院することになる。担当患者の病状が思うように改善されず、日を追うごとに弱っていく父の姿を見るにつけ、雅哉は心を痛める。