122年間にわたり地元の人たちから愛されながらも、建物の老巧化などを受けて
2014年8月に閉館した広島県福山市のシネフク大黒座。
映画館の閉館をめぐるさまざまな人たちの思いを、大黒座での実話などを
盛り込みノスタルジックに描く。
シネマの天使
閉館を目前に控えた大黒座で働き始めたばかりの明日香は、館内で謎の老人と出会う。
老人は奇妙な言葉を残し、忽然と姿を消してしまう。
明日香の幼なじみでバーテンダーのアキラは大黒座で映画を見て育ち、いつの日か
自分の映画を作ることを夢見ていた。
閉館に反対する人々をなだめ、気丈に振る舞う大黒座の女性支配人。
劇場の壁に町の人が書いたメッセージで埋まり、大黒座は閉館の日を迎えた。
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