「氷の微笑」のポール・バーホーベン監督が「ピアニスト」のイザベル・ユペールを主演
に迎え、「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」の原作者フィリップ・ディジャンの小説
「oh...」を実写映画化したエロティックサスペンス。
「映画の父」と称されるリュミエール兄弟が遺した膨大な作品群からセレクトした
映像で構成された、リュミエール兄弟へのオマージュ作品。
「ストリート・オブ・ファイヤー」「48時間」などで知られるウォルター・ヒル監督
が、性転換手術で男から女にさせられた殺し屋の戦いを描くアクション映画。
「ワイルド・スピード」シリーズのミシェル・ロドリゲスが主人公フランク役を演じるほ
か、フランクを女に変えた女性医師役で「エイリアン」シリーズのシガニー・ウィーバーが出演。
クリント・イーストウッドの息子で、「ワイルド・スピード ICE BREAK」
「スーサイド・スクワッド」などで注目を集めるスコット・イーストウッドが
主演を務めたクライムアクション。
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のジョン・キャメロン・ミッチェル監督が、
「20センチュリー・ウーマン」のエル・ファニングとトニー賞受賞の
若手実力派アレックス・シャープを主演に迎え、遠い惑星からやって来た美少女と
内気なパンク少年の恋の逃避行を描いた青春音楽ラブストーリー。
広瀬アリスが、未来に夢も希望も抱けずに巫女のバイトを続けている主人公を演じた主演作
監督は「偶然にも最悪な少年」「ハードロマンチッカー」のグ・スーヨン。福岡県福津市の宮地獄神社で撮影された。
ゲーム「刀剣乱舞」の大ヒットをきっかけに「刀剣女子」が流行語大賞にノミネートされるなど、年齢・性別を超えて注目を集めはじめている日本刀を題材にしたドキュメンタリー。
マイアミを舞台に自分の居場所とアイデンティティを模索する少年の成長を、少年期、ティーンエイジャー期、成人期の3つの時代構成で描き、第89回アカデミー賞で作品賞ほか、脚色賞、助演男優賞の3部門を受賞したヒューマンドラマ。
「ドライヴ」のニコラス・ウィンディング・レフン監督がエル・ファニングを主演に迎え、究極の美を追求するファッション業界に渦巻く欲望と狂気を、きらびやかに彩られた独特の映像美とスタイリッシュな音楽に乗せて描いたサスペンススリラー。
大学に入学したばかりのジョシュ(シェーン・ハーパー)は哲学クラスの授業初日、ニーチェなどの無神論者を信奉するラディソン教授(ケヴィン・ソーボ)から神はいないという宣言書を提出するように言われる。単位が取れないと危惧した生徒たちは宣言書を提出するものの、納得できないジョシュだけは拒否。そんなジョシュに対して教授は、生徒たちの前で神の存在を証明して見せろと迫り……。
「スパイ・キッズ」シリーズや「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」のロバート・ロドリゲス監督が、連作コミック「シン・シティ」を原作者フランク・ミラーを共同監督に招き、俳優以外はすべてCG映像というユニークな手法で映画化。
1950年代から1960年代にかけて、哀愁漂う大きな目の子供を描いた絵画「BIG EYES」シリーズが世界中で人気を博す。作者のウォルター・キーン(クリストフ・ヴァルツ)は一躍アート界で有名人になるものの、何と実際に制作していたのは内気な性格の妻マーガレット(エイミー・アダムス)だった。自身の感情を唯一表現できるBIG EYESを守るため、マーガレットは自分が描いたという事実の公表を考え……。
アフリカからフランスに来て10年になるサンバ(オマール・シー)は、料理人になるべく頑張っていた。ある日、ビザの更新に気が付かなかったことが原因で国外退去命令を受けて拘束されてしまう。サンバのためにやってきた移民協力ボランティアのアリス(シャルロット・ゲンズブール)は、以前燃え尽き症候群によって大企業を辞めたことがあったが、厳しい状況でも明るいサンバに興味を持ち……。
市江(中谷美紀)は祖母が始めた洋裁店を継ぎ、町の仕立て屋の2代目店主として日々年季の入ったミシンの前に座っている。彼女が職人技を駆使して丁寧に仕立てる洋服は、依頼人たちを喜ばせていた。職人気質の市江はブランド化の依頼にも目もくれず、その服に袖を通すたった一人のためだけのオーダーメイド服を縫うだけで幸せだったが……。
東京に憧れるおおらかで何事にも前向きな性格の海空(門脇麦)は、ついに一念発起して青森から上京してくる。生まれ故郷とはまったく違う大都会の風景に圧倒されながらも、彼女は懸命に毎日を過ごしていた。そんなある日、海空はふとしたきっかけで、カリスマヨガインストラクターのKUMI(道端ジェシカ)と同居することになり……。
女手一つで娘を育て上げた73歳の瀬山カツ(倍賞美津子)は頑固でおせっかいな性格のため、周りからは敬遠されがち。ある日、ふと入った写真館で写真を撮り店を出ると、20歳のときの若々しい姿のカツ(多部未華子)になっていた。カツはヘアスタイルやファッションを一新、名前も節子にし、人生を取り戻そうと決意。その後、のど自慢大会で昭和歌謡を歌ったことから……。
気に触ることがあると、ロケットに見立てたドラム缶にこもって、宇宙へと飛び立つ想像にふけるアスペルガー症候群のシモン(ビル・スカルスガルド)。そんなシモンを理解する兄のサム(マルティン・ヴァルストロム)は、恋人フリーダ(ソフィ・ハミルトン)と暮らす新居に彼を迎え入れて共同生活を送ることに。しかし、遠慮せずに自分の生活ペースを事細かく守ろうとするシモンに嫌気が差したフリーダが出ていってしまう。落ち込むサムの姿に心を痛めたシモンは、彼にぴったりでパーフェクトな恋人を探し出そうとする。
「サッカーの神様に選ばれた人間ではない」からと、中学卒業と同時にサッカーを辞めようと決めた安藤ソラ(池岡亮介)。しかし、サッカー女子日本代表の若宮四季(竹富聖花)との出会いが、ソラの心を変化させていき……。
妻に先立たれたグォは、友人チョウに誘われて老人ホームへと移り住む。ホームの入居者たちと親交を重ねるうちに、グォは彼らが家族と離れて暮らすことに寂しさを抱いているのを知り、自身も変化のない毎日を送るうちに急激に心身が衰えていくのを感じる。そんな中、チョウからテレビの仮装コンテスト番組への出場を持ち掛けられる。鬱屈(うっくつ)した思いを吹き飛ばそうと活気づくグォたちだが、ホームの職員や家族に反対されてしまう。そこで彼らは古ぼけたバスに乗り込んで老人ホームを抜け出し、仮装コンテストへと向かう。
高校入学以降、パッとしない毎日を過ごしている相原ノボル(竹内太郎)。ある日、何かと懇意にしてもらっている先輩の宮崎瞬(工藤阿須加)に呼び出され、自分の隣のクラスの生徒である百瀬陽(早見あかり)を紹介された上に奇妙な提案をされる。それは瞬が校内で抜群の人気を誇る神林徹子(石橋杏奈)という恋人がいるにもかかわらず百瀬とも付き合っているといううわさを払拭(ふっしょく)するため、彼女とノボルが期間限定で恋人同士を装うというものだった。
19世紀のアイルランド、アルバート(グレン・クローズ)は、ダブリンにあるホテルでウエイターとして働いていた。だが、人付き合いが苦手で、もの静かなアルバートには誰にも明かすことのできない大きな秘密があった。ある日、アルバートはホテルの改装工事にやって来た陽気で端正な容ぼうの塗装業者ヒューバート(ジャネット・マクティア)と出会い……。
イタリアのローマ郊外にあるレビッビア刑務所の重警備棟では、服役囚たちによる演劇実習が行われている。所内にある劇場に一般の観客を招いて行う今年の出し物は、シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」に決定。そしてオーディションが始まり、麻薬売買で服役中のアルクーリや所内のベテラン俳優のレーガらが続々と集まって来る。
日本に住むリエ(安藤サクラ)と帰国事業で北朝鮮へ帰った兄ソンホ(井浦新)。離れて暮らして25年が経ち、ソンホが病気の治療のために日本に帰国することになった。期間は3か月。家族や仲間はソンホとの再会を喜ぶ一方、担当医には3か月では治療は不可能と告げられる。しかし、滞在延長を申請しようとした矢先、本国から「明日帰国するよう」と命令が下り……。
ピアニストになることを目標にしている16歳の遥(橋本愛)は両親や祖父、いとこらに囲まれ幸せに暮らしていたが、ある日火事に巻き込まれ一人だけ生き残る。全身に大やけどを負い心にも大きな傷を抱えた遥だったが、ピアニストになることを諦めず、コンクール優勝を目指して猛練習を再開。しかし、彼女の周囲で不可解な現象が続発し……。
東京の片隅で小料理屋を営む貫也(阿部サダヲ)と妻の里子(松たか子)。店は小さいながらも順風満帆だったが、火事で全てを失ってしまう。ある日、貫也が常連客と一夜を共にし、すぐに里子の知るところとなるが、里子は結婚詐欺で金をだまし取ることを考案する。結婚願望の強いOLなど寂しい女たちの心の隙につけ込んで、店を再開するための資金を稼ぐ二人。しかし、夫婦の関係に影が差し始め……。
ギネスにも認定された露天風呂があるなど、日本を代表する大型レジャー施設の一つ、スパリゾートハワイアンズ。かつて廃れゆく町のピンチを救った同施設が、避難住民に施設を一部提供しながら、営業再開に向けて始動する。そこには、46年ぶりにフラガールたちによる全国キャラバンを復活させようという動きもあった。
ロンドンの街角にある長期滞在型のホテル「クレアモント」では、人生の終着点に近づいた人たちが暮らしていた。それぞれに孤独ながらも遊び心を忘れない滞在客たちの一人、パルフリー夫人(ジョーン・プロウライト)は、ある日、小説家志望の青年ルード(ルパート・フレンド)に孫のふりをしてほしいと頼む。